「わが魂は輝く水なり」 NHK芸術劇場で放映
2008.07.31 (Thu)
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NHK芸術劇場 8月8日(金)22:30〜0:55 NHK教育
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日生劇場 親子で楽しむ歌舞伎
2008.07.30 (Wed)
7月27日(日)15:00
伊達娘恋緋鹿子
一、櫓のお七
八百屋娘 お七 尾上 右近
下女 坂東 玉之助
右近のお七はあでやかでした。 目元の美しさに、憂いを帯びた表情が、心に残ります。人形ぶりは、ややまだ硬いものがみえもしますが、(人形だからそうだけど・・・)梯子を上ろうとして、どうと倒れ落ちるところなんて、勢いがあります。
雪の舞い降りる中、燃えるような緋色の袖を振り乱し、柱を巻き、太鼓をたたくさまの美しいこと。目元に仄かに香る色気が漂い、笑顔を見せずとも、美しい佇まいで、幕が引かれても、しばらくは、圧倒されてしまいました。美しかった〜。16歳。見事。
二、歌舞伎のたのしみ
解説は、壱太郎、声もよく、間合いの取り方もよく、語尾まではっきりと語り、広い客席一杯まで届く大きさをもっていました。差し金の鷹、蛙、蝶が出てきたり、太鼓で雪の音、風の音を打ち分けたり、雨、海の波、風の音を出す道具を実際にみせてくれたりと、小さい子供たちは、喜んで見ていた様子。
また、壱太郎さん指導で、観客、見得を切る練習。「合点だ〜」、と言いながら、首をまわし、さっと顔を正面に切るのですが、これがなかなか面白い。なるほど、見得、てこうやって切るのね、という爽快感があります。
最後は、花道を六法で引っ込んでいった壱太郎さんは、17歳。まるで、彼のワンマンショーのように、観客を惹きつける、とてもみごたえのあるのものでした。
三、馬盗人
ならず者 悪太 坂東 三津五郎
同 すね三 坂東 秀調
馬 坂東 大和
同 坂東 八大
百姓 六兵衛 中村 翫雀
翫雀さん、まぁなんて人のよさそうなお百姓さんだこと。
三津五郎さんは、目の周り、口の周りと、ぐるりと黒く囲んだ化粧で、元の顔がわからないくらいです。
先の解説で、壱太郎さんから、人間じゃない動物が見得をきる唯一の作品と教えてもらいましたが、その馬が花道七三で見得を切るのですよ。馬が。見事見事。馬が切っても見得は見得。みごたえある〜。 それでもって、飛び六方で引っ込む。二人三脚じゃあないけれど、中に入っているお二人の息を合わさなければ、こうも見事に六方決まらないでしょう。おおいにおもしろかった〜。
七月大歌舞伎 夜の部
2008.07.28 (Mon)
一、夜叉ヶ池(やしゃがいけ)
春猿丈の百合がえも言われぬほど美しいのですが、笑三郎丈の白雪姫もよかった。千蛇ヶ池の主に会いたいがために、駄々をこねるように我が儘を言い張る様にも天衣無縫さが感じられ、かわいらしい魅力がありました。
百合を生贄に差し出そうとする村人達は、醜悪そのもので、その中でも代議士穴隈のいやらしさったらとんでもない。その彼らが、大津波にのまれてしまう様子は圧巻。
清浄な世界を取り戻したのは、異界のものだった、というのは、「高野聖」とは、逆の設定のような気もします。
二、高野聖(こうやひじり)
冒頭、真っ暗な中、ただずむ僧侶姿の海老蔵に、スクリーンに映し出された、読経する僧侶達が重なります。荘厳な雰囲気が漂う中、幕が開くと、舞台の上は、これまで歌舞伎座ではみたことの無いような、大きな岩山が重なり合っています。この岩山の間を、海老蔵扮する宗朝が抜けていく場面は、舞台をまわらせ、せり上がりも使っているのか、ここ、て歌舞伎座だよね???と思うくらいの迫力がありました。
山中に現れる蛇はほんとに気持ち悪く、このうえ、原作どおりひるまで出てくるかしらんと思ったら、さすがにそれはなかったですね〜。
玉三郎丈と海老蔵丈、水場に行くのに、客席通路を歩くという演出は嬉しい。通路には、いつの間にか差し金で動物達を操る黒子さん達が控えていて、無気味。
川で湯浴みならぬ水を浴びるシーン。女が宗朝の肩に後ろから手をまわす場面は、少しどぎまぎしましたが、さほどの性的なものまでは感じられませんでした。それは、海老蔵が、この高野の僧になりきり、男性としてのフェロモンを封じていたからかな〜、なんて、思ったのですが、このシーンの筋書きに掲載されている写真の海老蔵の目がよいっすね〜。困惑と言うか驚きというか。目でこの宗朝の心の内を語っちゃっている。
玉三郎丈、水の流れから首だけ出して、のぞいた肩から腕が、白くてなんともまめかしかったです。
翌朝、女のもとから出立した海老蔵宗朝、歌六丈の親仁の話を聞いている間中、とにかく立ったまま身じろぎもせずじっとしているのだけれど、表情を色々に変える。それにしても、海老蔵、落ち着いた穏やかな表情ができるようになったものだな〜。宗朝のもつ信仰心厚いピュアな魂が伝わってくるようです。全く、昼の部の「義経千本桜」とは対照的な、静かな演技でした。
玉三郎丈には、人間界と異界の、異界に遊ぶ女の底深い凄みを感じました。歌六丈は、その2つの世界を橋渡しをするような役割で、語りがよかった。「山吹」での怪演を思い出します。
そのほか、市蔵さんがあんな大きな馬になるなんて、経済的だな〜と思った。高く売れそう。
右近の次郎は、髪はぼさぼさだけれど、きれいな顔立ちなものだから、無垢感がより強調されている印象をもちました。沢庵、本物ぼりぼり齧るのかな〜と思っていたら、やっぱり小道具でした。
で、とりあえず原作、読んでおいてよかった。より場面場面の意味が伝わってきたように思います。
七月大歌舞伎 夜の部
2008.07.26 (Sat)
「歌舞伎茶屋」で、夕飯調達しようと思ったら、なんだ、すっからかんで、なんにもないではありませんか。幸い、開演までまだ少し時間があったので、横断歩道渡って、向かいの日乃出で大阪寿司を購入。
「高野聖」海老玉以外の配役全然チェックしていなかったのですが、あれ〜っ、尾上右近出てるんだった〜。右近ちゃん、明日からの3日間、日生劇場の親子で楽しむ歌舞伎で、お七だよ。明日は、11時と15時の2回公演だから、その後歌舞伎座なのですね。大忙しだ。
シネマ歌舞伎 「人情噺文七元結」
2008.07.25 (Fri)
週刊新潮7月31日号に、『山田洋次「デジタル歌舞伎」の意外な撮影現場』との見出しで、10月18日から東劇で公開される、シネマ歌舞伎「人情噺文七元結」の記事が掲載されていました。
埼玉県川口市の「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」(7月19日〜27日)のオープニングに、招待作品として上映されたそうです。この映画祭に出品されるのは、フィルムではなく、デジタルで撮影上映される作品に特化されたもの。
山洋次監督によって撮影されたのは、昨年10月の新橋演舞場での公演。
「いざ映画となると、通常の歌舞伎の台本では画になりにくいと、台本の書き換えから始まり、カメラは通常なら3〜4台のところが8台になりました」
舞台の本番で「カット!」をかけるわけにもいかないから、本番を3日間撮り、アップも撮りたいとゲネプロも撮影した。
「客席がスタンディングオベーションになったため、慌てて椅子に乗って撮ったりと大変でした」
などと、なかなか興味深い記事でした。この時に同時に撮影された「連獅子」も、来春に公開されるそうです。(これはもちろん親獅子勘三郎丈、仔獅子勘太郎丈、七之助丈)
特集 坂東玉三郎の世界
2008.07.24 (Thu)
8月2日(土)BShi 15:30〜16:30 「アマテラス公演」(再) 8月2日(土)BShi 16:30〜18:00 「プロフェッショナル・仕事の流儀」(再) 8月2日(土)BShi 18:00〜19:00 「女形という夢 〜坂東玉三郎 梅蘭芳に挑む〜」 8月2日(土)19:00〜20:50 NHK BShi 坂東玉三郎 中国・昆劇合同公演 「牡丹亭」 「楊貴妃」 8月2日(土)20:50〜23:00 NHK BShi |
国立劇場12月歌舞伎公演 「通し狂言 遠山桜天保日記(とおやまざくらてんぽうにっき)」
2008.07.24 (Thu)
(出演) 尾 上 菊 五 郎 尾 上 松 緑 尾 上 菊 之 助 中 村 時 蔵 ほか (2008/7/22現在) 2008年12月3日(水) 〜 2008年12月26日(金) 休演 : 2008年12月18日(木) 開演:11時30分(3時45分終演予定) ※12日(金)、19日(金)は4時30分開演(8時45分終演予定) |
、て、遠山の金さんの物語???
明治座、明治26年に開業の際のこけら落としの狂言だったそうです。
菊五郎さんたち、出演1ヶ月早いよ。じゃあ1月は誰が???
「羊と兵隊」
2008.07.23 (Wed)
家族のエゴのぶつかり合いが描かれる。
日本なのか、どこなのか、戦時中であるらしい国の、ある、軍事特需成金の一家の物語。
軍靴の製造で、財をなした父親に、その妻、出征する予定の長男の偽者に、本物。偽者に惹かれる長女に、彼女を愛する大物政治家の息子でもある婚約者。子供から大人への端境期にいる次女。本物の長男を愛する家政婦。次女の情緒不安定な女家庭教師。
転換のない、ただ、光の差し具合などで、時間の経過を表す、シンプルな舞台装置の中、いかにも、という登場人物の面々が、次々と、ぶつかりあい膨大なセリフを吐き出していく。
脱色した髪がよく似合う獅童さん、案外に静かな演技だが、ときおり爆発してみせる様子は、やっぱり獅童さん。迫力ある。偽者の破壊者的な言動を見た眼には、本物の長男の透きとおったようなピュア感が、より対照的にうつる。
初めてみる近藤公園さん。よいですね〜。動きも切れがあり、緩急混ぜた巧妙な演技にうならせられる。
息子の偽者とも寝てしまったことのある俗物の母親を、厭味に我儘に佐藤直子さんがのびやかに演じる。
そして、田畑智子さん、メード姿に濃いメーク。眼の周りは黒く縁取られ、その中の、白目に瞳孔が、猫のように輝く。初めはアンドロイドのようにもみえたが、その実シニカルな感情がこぼれ出てきて、物語を進める重要な役割を果たす。
で、お芝居は・・・。お隣のおばさまは、中休みの休憩で、帰ってしまわれました。
う〜ん、私は・・・微妙。繋がっているようにはみえない、バラバラの家族の中で、繰り広げられるぶつかり合いは、やや予定調和的なものにもみえ、狭い枠の中で、登場人物がころがされているだけのようにも感じられました。
ただ、演じる役者さんたちには、概ね満足。みなさん、早口のセリフですが、滑舌よく、聞き取りやすかったのは、話を理解するのに助かりました。
本多劇場、客席数386、京都南座、客席数1,086.。8月は1,2,3と3日間の南座公演。客席埋まるとよいですね。
NHK BShi 特集 坂東玉三郎の世界
2008.07.21 (Mon)
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2日の午後の番組にふくまれているのが、下記の2つ。
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全部で9時間20分の放映!!!なんという長大な放送。これだけの録画容量を8月までに、なんとかあけておかなければ・・・
松竹大歌舞伎 「魚屋宗五郎」 「京人形」 めぐろパーシモンホール
2008.07.20 (Sun)
松竹大歌舞伎 「魚屋宗五郎」 「京人形」 車椅子席 : 7,000円(ホールのみ取り扱い) ■託児サービス : 1名2,000円
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めぐろパーシモンホール初の大歌舞伎公演とのこと。
私は、2004年の夏に、このパーシモンホールで行われた歌舞伎囃子ワークショップ&レクチャーという催しの、レクチャーのほうに参加したことがあるのですが(ワークショップは、小中学生向けだったものですから・・・)、このときは、まだ新七時代の新十郎さんが講師で、、六方をみせてくださったのが、とても印象に残っており、まだ瞼の裏に浮かぶようです。このレクチャー以来の初の歌舞伎公演なのですね。
七月大歌舞伎 昼の部 義経千本桜
2008.07.18 (Fri)
義経千本桜
鳥居前
幕があくと、中央に段治郎丈。織物の陣羽織に白い袴。なかなか美しい。この人こんなに風格あったっけ、というくらいの立派な押し出し。
権十郎丈は、義経に怒られ、わんわん泣くさまがかわいらしい。稚気に溢れ、大きな弁慶。静に義経にとりなしてもらい、今度は静が弁慶に義経にとりなしてくれと頼んでも、それはそれ、これはこれみたいに言う事を聞いてくれないのは、静、気の毒。
その静の春猿丈の美しいこと。義経との同道かなわず、とうとう傍らの梅の木に縛り付けられてしまうのですが、なんとか逃れようと身体を動かす様子のなんと品のよいこと。義経一行、このまま静をおいて立ち去るなんて、これは一体、
放置プレイっすか ・゜( ̄∀ ̄lll)・゜∵
(気を取り直して)静を引っ立てようとする早見藤太を呼び止める声が鳥屋から響き渡ると、姿のまだ見えずのに、観客席から拍手が起こる。市川海老蔵の登場。
その力強いこと力強いこと。歌舞伎座のあの大きな舞台から飛び出ていきそうな大きさ。物語の筋よりも、この超人的な立ち居に目が釘付け。常人ではない(狐だもんね。さしずめスーパーフォックスか)様子に魅入られ、目が離せない。火焔隈も荒々しく、横綱のまわしみたいな馬簾には、少し笑えるけど、この派手っちい衣裳に決して負けない内側からふつふつとするエネルギーを放出する。
で、義経一行、また戻ってくるのですね。静がどうなってるか、確かめに来たのかい。
まぁとにかく一件落着し、引っ込みの狐六方、大きさにスピード感溢れる、迫力あるものでした。
吉野山
切り出しの桜が上手下手に別れると、山道の上には玉三郎丈の表情も曇った静。春猿丈とはうってかわって動静の“静(せい)”の美しさの佇まい。
すっぽんの出の海老蔵、衣裳の紫にあわせたような眼の縁取りの紫が美しい。戦場の様子を物語る忠信の力強いこと。諸肌脱ぎの源氏車の赤い襦袢が勇壮な動きをさらに華やかに彩る。一っ飛びに飛び上がるのも、足を身体に引きつけている分、まるで宙に浮いているような高さがあり、眼を見張らされる。
錣引きを語る様はほんとうに目の前で繰り広げられているような生き生き感。 玉三郎丈も加わり、矢が放たれ、その盾となるのも痛々しい。そして、現実に戻り、二人で涙する様子もまた哀れで物悲しさを感じる。
上手玉三郎丈、下手海老蔵丈の絵面の見得で幕切れとなる。
川連法眼館
この場の狐忠信、最初から、狐であることがばればれである。今回は、「出があるよ」とちゃりんにだまされないぞ、と正面見据え、階段からクルリと飛び出てくる忠信をちゃんととらえる。
人間ではない狐の、人間が演るにしては、あまりにも不自然で大変な動きを、海老蔵丈は、ごくごく自然に何の難しさも思わせることなく軽やかに進めていく。何という高い身体能力。アスリートですね。二度みせる海老ぞりも、腹筋背筋で支えられ、安定。そして、狐としてのしゃべり方は、新橋演舞場での時より更に自然になり、聞きやすくなっていた。
ひとところでくるくると、回る程に上げていくそのスピードは、ブレークダンスもかくあるや。階段をかろやかに駆け降り、欄干を鮮やかに飛び越える。その身のこなし。うさぎ飛びに近い負担が足腰にかかっているであろうに、その軽妙なこと。
鼓を慈しむ様子には、涙ぐんでしまう。鼓に思いを残しつつ去ろうとするのも哀れ。だけど、とうとう、義経公に賜ることができて、ほんとによかったね。
大詰めの宙乗りでは、歌舞伎座の高い空間で、ワイヤーをリズミカルに思い切りしならせてみせるのも、鼓を手にした狐の喜びに溢れているようで、幕切れにふさわしい華やかなものでした。
あ〜おもしろかった (*´∀`*)
海老蔵丈 TBS 『ニュース23』 出演
2008.07.16 (Wed)
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「櫓のお七・馬盗人」 親子で楽しむ歌舞伎 日生劇場
2008.07.15 (Tue)
内容は、「櫓のお七」と「馬盗人」。で、お七が尾上右近、16歳ではないですか。うっ、みたい。女形の右近は、2006年の團菊祭の、「江戸の夕映え」船宿娘お蝶でみたっきりだったかも。この時の右近の鮮やかさいまだ甦るくらいですから、お七となると、是非みてみたいもんだなぁ。
「馬盗人」の前に、解説“歌舞伎の楽しみ”。翫雀長男、壱太郎によるもの。こちらはこの8月で18歳。
親子で楽しむ歌舞伎 1:「櫓のお七」 やぐらのおしち 伊達娘恋緋鹿子 だてむすめこいのひがのこ 出 演 : 尾上 右近 竹本連中 2:歌舞伎の楽しみ 中村 壱太郎 3:「馬盗人」 うまぬすびと 作 : 巌谷 小波 脚 色 : 巌谷 愼一 振 付 : 坂東 三津五郎 美 術 : 林 悌三 出 演 坂東 三津五郎 中村 翫雀 坂東 秀調 長唄囃子連中
推奨年齢 : 4歳以上 上演時間 : 約2時間 料金(税込) S席 大 人 7,000円 子ども 3,500円 (中学3年生以下 ) A席 大 人 5,000円 子ども 2,500円 (中学3年生以下) |
SEIKO BRIGHTZ PHOENIX 市川海老蔵インタビュー
2008.07.14 (Mon)
知らない私は、昨日初めて知った、
SEIKO BRIGHTZ PHOENIX 市川海老蔵インタビュー。
歌舞伎の伝統をしっかり守り、守った上で攻めなくてはならない。スポーツでも、攻めることはある程度守ること。守るためには、やっぱり新しいことをして、現代に生きないといけない。そして、芝居が面白いな、と思うためには、観る方も、成長していってほしい。やる方は、さらにそれを凌駕していく力が必要だけれど、と語る、海老蔵の魅力がたっぷりと詰まったインタビューでした。
日本の伝統色
2008.07.12 (Sat)
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歌舞伎をみながらのイヤホンガイドからは、登場した役者さんの衣裳の色を教えてくれることが多いのですが、せいぜい小学校の時に持っていた色鉛筆の24色分ほどの名しか知らない私には、はてな??の色もあったりして、困ったな〜、なんて思っていたところに、丁度この本が目に入ったものだから、早速購入。
江戸時代の流行色は、安価な染料、そして、地味なもの、という制限の中から生まれたため、茶系統、鼠系統、納戸系統の色が多くあらわれているそうです。(たとえば、高価な紅花染の紅梅色や、紫根染の本紫は、庶民には禁じられていました。)
特に、茶系の色は、流行の主流で、人気歌舞伎役者から出た、路考茶、梅幸茶、芝翫茶、璃寛茶は、俄然話題になったらしく、そのなかでも、江戸中の女性の人気を集めた美貌の二世瀬川路考から出た路考茶は、70年間にわたり大流行したそうです。いつの時代でも、流行は、若い女性によって作られるとのことでした〜。
225色の色見本に、その解説つき。
「第六回 亀治郎の会」 のお知らせ
2008.07.11 (Fri)
2年前は国立劇場の小劇場での公演でしたが、今回は、大劇場で。
亀治郎丈がタイトルロールを務める「俊寛」では、海女千鳥での出演となる尾上右近。しばらくみないうちに、大人の顔になりましたね〜。歌舞伎手帖2008に掲載されている写真より、ぐっと表情が男らしくなりました。平成4年の5月生まれですから、16歳。高校1年生です。若いっ。
一、『平家女護島 俊寛』 一幕 |
「曽根崎心中」 初版本完本
2008.07.10 (Thu)
1703年に刊行された初版本の完本は、全部で50ページ(25丁本)。大阪市の中之島図書館にも1冊あるのですが、2ページ分が破損し、奥付も欠いた状態。初刷りの初版本は、必ず作家本人が目を通しており、一番意向が反映されているため、大変貴重なのだそうです。
300年以上前のものだから、おそらく、保管場所の湿度や明度に細心の注意が払われているのでしょう。
そういえば、先日テレビでみた、4億5千万円のハリー・ポッター本を思い出しました。こちらはシリーズ著者のJ・K・ローリングさんの手書きの文章とイラストで構成された「吟遊詩人ビードルの物語」。世界に7冊しかなく、そのうちの1冊を、米アマゾンが400万ドル(4億5000万円)で落札したというもの。 (Fuji Sankei Business i.)
この超高価本、ページを繰るのに手ではなく、専用のへらみたいなのをわざわざ使うという気の使いようで、この300年の年季の入った近松本も、ひょっとしてそうなのかしら、と想像してしまいました。
獅童 「羊と兵隊」 読売評
2008.07.09 (Wed)
下北沢の本多劇場で、7月5日に初日を迎えた中村獅童さん主演の「羊と兵隊」。その初日を前にした取材の模様が、歌舞伎美人で紹介されていました。
髪型も芝居にあわせて染め、親知らずも抜き、体重も4〜5kgしぼったという獅童さん。あれ、そういえば、娘役で共演の辺見えみりちゃんも、一ヶ月ほど前にフジテレビの「ごきげんよう」で、親知らず抜いた、て言ってたなぁ。抜いた後が穴になってるので、そこにご飯が入って困るというお話だった。私も半年ほど前に抜いたばかりだったので、そうそう、穴にはいったらなかなかとれないのよ、なんて、相槌を打ちながら見てました。えっ、じゃあ獅童さんも??!!(´∀`;A
・・・だけど、半年もたつと、不思議なことに、だんだん穴もふさがってくるのです。
脱線してしまった。掲載されている写真の、田畑智子さんのメイド姿(家政婦役)にきついメイクもアニメチックでインパクトがあります。獅童さんは、やっぱり金髪姿が似合う。
そのお芝居の評が早速 読売新聞エンタメ に掲載されていました。若い俳優たちが岩松作品に体当たりでぶつかった舞台、という好評が嬉しい。
演劇界 8月号
2008.07.08 (Tue)
![]() | 演劇界 2008年 8月号 (2008/07/05) 商品詳細を見る 目次は、演劇界のサイトで |
「平成中村座 ヨーロッパへ!」の特集では、ベルリン、そして、ルーマニアのシビウでの公演の写真が満載。熱さが伝わってきます。
舞台袖で仕度する勘三郎丈の団七総身刺青の後姿に感じる迫力。また、薄暗い「長町裏の場」での、蝋燭の面明かりの下、団七と、舅義平次の睨み合いからは、凄みが。そして、団七勘三郎、勘太郎の立ち廻りでは、二人とも宙に浮いている一瞬をとらえている、そんな動きを感じさせる迫力のある写真が並んでいます。
段治郎さんのインタビューもおもしろい。歌舞伎俳優研修所では芝のぶ丈、春猿丈と同期だった段治郎丈。とんぼは、授業の1日目でマスターしてしまったという運動神経のよさ。研修所に入ったのも、アクションの基本を身につけ、アクション俳優か時代劇俳優になりたい、という軽い気持ちだったのが、師匠の猿之助丈の「四の切」を観て、歌舞伎に生涯をかける決意をしたといいます。その時の感動が今だに支えとなり、身体の根幹に残っているという段治郎丈の来し方が伝わってくる、これまた熱い読み物でした。
六月大歌舞伎 昼の部
2008.07.07 (Mon)
それより、ちゃんと思い出せるのあんた(o´Д`o)
昼の部
一、新薄雪物語 (しんうすゆきものがたり)
序 幕 新清水花見の場
二幕目 幸崎邸詮議の場
三幕目 園部邸広間の場
同 奥書院合腹の場
とにもかくにも、お腹の痛くなるお芝居でした。
冒頭、薄雪姫の想い人、二枚目左衛門が現れたのかと思いきや、深編笠をとると、全く別人のひょうきんな人物で、まず観客を笑わせ、お芝居の中に入り込ませてくれます。
花見の場では、薄雪姫を中心にずらりと並ぶひわ色の奥女中 に、鴾色の腰元。 腰元はそつなく美しいのに、奥女中はがさつなのがおもしろい。福助丈、花見帽子で花道日傘をさす様子が美しい。 染五郎丈、赤奴との立ち回りで、肌脱ぎになった四つ花菱の首抜きの赤の衣裳がが艶やか。
花道で仰向けにころんだ赤奴が繋がりながら一人ずつまるでむかでのように起き上がり進んでゆく様は、実際はいも虫というそうですが、キャタピラのようにぞろぞろと引っ込んでゆくのは見物でした。
芝翫さん、口の形でお芝居なさっているよう。大きく開いたり、小さくつぼめたり、丸く開いたり、少し歪んでみせたり。眼の表現よりも、どうしてもお口元に視線がいってしまいます。
蔭腹、て、うっ、こちらまでお腹痛い。幸四郎丈は、脂汗を流すような、苦悶の表情。吉右衛門丈は首桶で自らの身体を支えるようによりかかることで、蔭腹を詰めたことを表現します。救急車呼んであげたい。吉右衛門丈なんて、おなか切ったまま、首桶かかえて幸四郎の園部兵衛宅まで歩いてくるわけだから、より衰弱してるんじゃ。道理で花道進むのに、足も上に上げられず摺り足だった筈だ。もうすんごい重苦しい沈鬱な首桶抱えての花道の出だったから、拍手なんて、とてもできなかったもんね。
わたしゃ、血の滲んだお腹を直視することができず、俯いてしまったほど、この場面は辛かった。ほんとに救急車呼んであげたかったです。自分の内臓までなんだかぐるぐるしそうな苦しい場面でした。園部邸に忍び込もうとした兵衛の息子、左衛門、錦之助、そっと袂で目元を押さえ、戸口をくぐらずに立ち去ってゆくのも泣けた。見どころという三人笑いたってね〜、笑うとお腹に響くよ、きっと。辛かった〜。幕が引かれたら、じわじわきちゃって、なかなか立ち上がることができませんでした。
二、俄獅子 (にわかじし)
福助さんに染五郎、お二人とも動きがなんとなめらかで美しいのだろう、というものでした。
9月はあちこちで歌舞伎公演
2008.07.06 (Sun)
昼の部
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歌舞伎座、赤坂大歌舞伎、三越歌舞伎の配役は、【Read More・・・】で。
橋之助、国生、宗生が三越で、宜生が歌舞伎座。忙しいぞ。歌舞伎座は、あと、玉太郎に鷹之資。楽しみですが、一体このうちどれだけ行けるか???
團十郎丈 入院に関するコメント
2008.07.05 (Sat)
幸い、白血病の再発ではなく、昨年の暮れよりみられた貧血の治療を集中的になさるそうです。妹さんの紅梅さんから、幹細胞の移植をうけられるということです。
昨年の暮れから、ということは、この4月の末のお練りのときにも、貧血の症状がありながらだったのだなぁ、と思うと、胸が痛みます。心より、ご平癒お祈りいたします。
NHKハイビジョン特集の玉三郎丈
2008.07.04 (Fri)
その番組に先立つ、もう一つの玉三郎丈の番組。
中国の京劇史上、“伝説の女形”と謳われた梅蘭芳(メイランファン)。京劇を「中国最高の芸術」と言われるまでに発展させた。しかし、文化大革命で“女形”が否定され、梅の死後、その伝統は大きな危機にさらされている。その至芸に魅せられ続けている坂東玉三郎さんが、京劇と歌舞伎を融合させた新たな舞踊の創造に乗り出した。演目は梅蘭芳が得意とした「牡丹亭」。玉三郎さんが、この演目を創造していく過程に独占密着。女形とは一体どんな芸術なのか、その真髄と京劇の歴史をひもときながら、玉三郎さんの新たな挑戦を追う。 |
BShiの番組は、録画容量くうから、またまたハードディスクを空けるのに苦労しそうです。とにかくどんどん録った物、ダビングしていかなくては。
團十郎丈、骨髄移植のため、近く再入院
2008.07.04 (Fri)
2004年に急性前骨髄球性白血病を患い、二度の厳しい闘病生活をおくってこられた團十郎丈が、来週早々にも再入院なさるそうです。疲労の回復がおもわしくなく、増血の必要があるため、妹さんの紅梅さんから、骨髄移植を受けられる予定だそうです。
スポーツ報知
先月の新橋演舞場での新派公演、「鹿鳴館」の舞台は、私は、残念ながら行くことはかなわなかったのです










