コクーン歌舞伎 「夏祭浪花鑑」 千秋楽
2008.06.30 (Mon)
上の写真の、下方右よりの黒い棒2本の間に、壁の割れ目がみえます。初めは、外で待っているのは20人ほどだったのが、時間が近づくのにつれ人数が増え、150人くらいにはなっていたでしょうか。
外にまで、つけ打ちのバタバタ派手な音がもれてきました。スタッフによって、スモークがたかれ、壁奥の大きな扉が開いたかと思ったら、つんざくようなサイレンの音が響いてきます。さぁ、いよいよだ。
勘三郎さんと橋之助さんが壁を破って(実際には、スタッフが壁にとりつけられた紐を思いっきり引っ張って崩すのです)、こちらまで駆けてくる、駆けてくる。一瞬の出来事のようで、あっという間に、また舞台の方に吸い込まれるように、駆け戻ってゆかれました。外でも中でも大拍手。
中のカーテンコールでは、きらめく銀の紙吹雪が舞い、上からは、カラフルな紙テープが降ってくるわ、桜吹雪は打ち出されるわ、長風船の超でかいのまで登場するわで、ものすごいことになっているみたいです。指をくわえて外からみる。
いえ、勘三郎さん、橋之助さん、私達のことを忘れてはいません。またまたこちらまで、飛び出してきてくださる。水溜りの中を裸足で駆けてきてくれた勘三郎さん。ありがとう。
最後には、出演者皆さんがこちらまで、雨の中、出てきてくださる。笹野さん、扇雀さん、勘太郎さん、七之助さん、彌十郎さん、芝のぶさん、捕手のみなさんまで。ハイタッチ。すごいすごい。外も中も大盛り上がり。
という、中でも外でも熱かった、コクーン歌舞伎楽日の段でありました。
写真は、捕手さんが、外にも降らせてくれた、銀吹雪。
みたことのない引かれた幕の内側を、裏から眺めるという、不思議な体験でもあったなぁ。盛大なカーテンコールを終え、楽屋に引き上げていくであろう役者さん達に、大きく手を振って別れを告げた外の観衆でありました。
余談。Polizeiautoは、シルバーのベンツに緑の彩色を施したものでした(本物は、白地です)。時間に近くなると、運転手さんがおもむろに運転席にスタンバイし、短いわずかな距離を勢いよく走らせ、舞台に鼻先突っ込ませるのでした。
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